# Python プロジェクトの共通設定事項

Python プロジェクトを作成するときの注意事項や、
共通で設定すべき内容を説明する。

## 注意点

- Windows 環境
- python のバージョンは 3.0 以上

## 仮想環境の使用

- 他のプロジェクトとの競合を防ぐため、仮想環境上にライブラリをインストールする。
- ほかの人への共有の際も、設定ファイルなどを共有し、ライブラリのバージョンを合わせる。

### 仮想環境の作成

```
# コンソール上で実行
# 仮想環境の作成
python -m venv <仮想環境名>
```

- 仮想環境名は慣習的に 「venv」 とすることが多い。
- 仮想環境を作成すると、現在のディレクトリに <仮想環境名> フォルダができる。

```{warning}
- 仮想環境といっても、docker のように実行環境が作られるわけではない。
- 優先的な参照先となるようなフォルダが作成されるイメージ。
```

```{warning}
- 仮想環境のフォルダを作成した後は、パスを変えてはいけない。
- 内部に絶対パスが含まれているらしく、途中で変わるとライブラリが読み込めなくなる。
```

### 仮想環境の有効化

```
# 仮想環境の有効化
.\<仮想環境名>\Scripts\activate
```

- 仮想環境を有効化すると以下のような画面になる

![有効化後](Images/00_venv_activate.png)

- この状態でライブラリのインストールや、実行ファイル作成などを行うこと。

```{note}
- startコマンドで上記の有効化をするbatファイルを作っておくとよい。
- startコマンドによって、有効化状態のコンソールが新たに立ち上がる。
```